毎日一語、中国語~スマートシティ
まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます
スマートシティ/次世代都市(smart city)
国土交通省によると
都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区
のこと。
智慧城市
新型智慧城市
智慧城市だけでも新しい感じなのに、新型智慧城市(new smart city)というのもあるようです。これは中国政府が2014年に発表した国家新型城镇化规划(新型都市化計画)の新型に合わせた呼称と思われます。
新型城镇化というのは、まさに2014年頃、NHKスペシャルなんかでも特集していましたが
- 小さな都市の利便性を向上して、大都市居住者と同等の公的サービスを提供する
- 大都市に出稼ぎに行っていた2.6億人の農民工が小都市に向かい、あるいは定住する
- 小都市に消費や産業が生まれ地域不均衡解消!
というもの。
で、スマートシティは上記政策の一環ということになる。現在300近くの都市で実験が行われているんだとか。アリババ、テンセント、ファーウェイ、百度などが積極的に参画しているのは言うまでもない。
参考:我国主导的智慧城市ICT参考框架国际标准发布(わが国主導のスマートシティICT参考フレームワークの国際標準を発表-中国電子技術標準化研究院2020-8)
さらに中国が狙うのは、スマートシティ関連の国際規格。スマートシティのフレームワークに関する規格、ISO/IEC 30145-3で、中国標準の国際標準化を目指している。そこにはもちろん感知中国(中国式IoT)のセンサー技術も含まれているんでしょうね。
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