しーらかんす式

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毎日一語、中国語~コネクテッドカー

まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます

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コネクテッドカー/つながるクルマ/走るスマホ(connected car)

インターネット常時接続されているクルマのこと。つまりIoT

ついこの間までカローラに乗っていたはずのキムタクが宣伝してる日産アリアなど、今時の新車はほとんどがコネクテッドカーなんだそうです。

 

f:id:coelacanthidae:20201206230139j:plainBaidu.com

大陸
联网汽车 [liánwǎng qìchē] /互联汽车 [hùlián qìchē] 
网联汽车 [wǎnglián qìchē]

台湾
互聯互通車輛 [hùlián hùtōng chēliàng] 

名称が揺れまくってますが、全部コネクテッドカーです。あと、 自動運転車のところに出てきた智能汽车 [zhìnéng qìchē]でもいいそうです。

2020年11月、中国広州ではモーターショーに続き世界网联智能汽车大会(世界コネクテッドカー大会)を開催。政府関係者は、2025年までにコネクテッドカーを2800万台に増やすと発表しました。

2025年中国车联网汽车数量有望达到2800万辆  东方财富网(2025年 中国V2X対応車両数が2800万台に達する見込み)

 

finance.eastmoney.comコネクテッドカーの効果的な運用には、5G通信、クラウド、AI、IoTビッグデータ分析などの技術が不可欠。そこで登場するのがBAT(百度、アリババ、テンセント)やファーウェイ。官民一丸となって、関連する技術の開発や実験を進めています。

しかし大量の情報がネット上でやり取りされるわけですから、セキュリティー面の不安やハッキングにも備えなければなりません。さらには中国政府に対する不信感から、これまで共同研究や部品供給を行ってきた海外メーカーが離脱する動きも出ています。

 

ところで、上述の世界网联智能汽车大会ですが、オフィシャルサイトを見てみると、主催者は中国。参加しているのも中国企業ばっかりなんですよね。烏鎮で毎年やっている世界インターネット大会も、中国主催だし。

実際は中国国内の会合みたいなものを「世界~大会」とネーミングしちゃうのも、政府の戦略っぽい気がしますねー。

 

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コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。