しーらかんす式

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毎日一語、中国語~ソーシャルディスタンス

まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます

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ソーシャルディスタンス/適切な距離(social distancing)

新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策、啓蒙に使われる言葉。わが国では2020年4月頃から使われるようになった。同時期に使われ始めた「三密(密集、密接、密閉)を避ける」の類義語。

ウイルスは一般に唾液などを介して口、鼻、目から入り込む。そのため十分な距離をとっていれば、唾液飛沫が届く可能性は低い。ただしこれは通常の会話の場合。大声を出したり歌を歌ったりすれば飛沫の飛距離は長くなるので注意が必要。 

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東京都公式ホームページより引用

 本来は心理学用語ですが、今やすっかり新型コロナ関連用語ですね。わが国では2mの距離を推奨しています。

 

 

 

社交距离 [shèjiāo jùlí]/安全距离 [ānquán jùlí]/人际交往距离 [rénjì jiāowǎng jùlí]

中国語ではこんな感じ。実はこの他にもバリエーションがありますが、公式というか一番由緒正しいのは社交距离です。なぜならいち早く社交距离を使い始めた台湾が、その後も社交距离で統一しているから!

そうなんです。新型コロナ発生以後、中国語圏で最初に社交距离使ったのは台湾。2020年3月のことでした。4月には大陸でも新華社要继续推行勤洗手、工作生活场所通风消毒、保持合理社交距离、科学佩戴口罩等日常防护措施。(こまめに手を洗い、勤務先や家で換気と消毒をし、適切なソーシャルディスタンスをとり、適切にマスクを付けるなど日常の感染防止措置を引き続き推進しなければならない) のように使用し始めました。

 

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コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。