まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます
スマホ依存症(smartphone addiction)
すまほいぞんしょう
日常生活や健康に支障をきたすほどスマートフォンを使い続けてしまう状態のこと。
NHKで「依存症」を「いそんしょう」と言っていたので「いそんしょう」が正しいんだ、気をつけよう!と思っていたら、2014年以降「いぞんしょう」で統一したそうです。
参考:「依存」の読みを[イゾン]に変更 | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所
堂々と「いぞんしょう」と言いましょう!
低头族 /手机依赖症 /手机综合症 /手机症候群 /手机中毒
スマホ依存症がもたらす弊害はいろいろあるらしいですが、なかでも
にしぼった言い方が"低头族"(頭を低く下げた人々)です。上のイラスト、"低头族"をよく言い表してるでしょ? これは〇〇族とフタをしたがる中国語ならでは表現ですね。日本語にはスマホ首、歩きスマホなどのコトバはありますが、「そういう人々」みたいな言い方はないよね。
スマホ首は英語で"text neck"。中国語では日本語の「スマホ首」と同じ"手机颈" 、英語の"text neck"と同じ"短信脖" (台湾なら"短訊頸" 、"簡訊頸" )など。四六時中、通知を見てしまうってことです。
近年は台湾でも携帯電話、スマホ="手機"でOK。
"手机依赖症"は、日本語の「スマホ依存症」と同一で、スマホがもたらすあらゆる弊害を語るときに使います。
"手机综合症"と"手机症候群"は同じ意味。日本語だと「スマホ症候群」です。「症候群」は中国大陸では"综合症"と言うことが多く、台湾では"症候群"と言っています。
"手机综合症"、"手机症候群"は、SNS疲れなどスマホがもたらす心理的な悪影響を言うときによく使われてる印象。で、この側面をより強調したコトバが"手机中毒"です。
しっかし最初にPHSやガラケーがでてきたときも、電磁波が出てるから身体に悪い~とか言ってましたよねえ。あの問題、どうなったのかな?
コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。