毎日一語、中国語~ガジェット
まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます
ガジェット/デジタルガジェット(digital gadget)
新しくて役に立つデジタル機器やそれに関連するアクセサリーのこと。
"gadget"とは「便利な道具」のこと。よって広義の「ガジェット」は便利に使える有形の何かのことである。
狭義の「ガジェット」は一般に「新しいデジタルガジェット」を指すことが多い。パソコン、スマホ、デジカメ、ゲーム機、携帯音楽プレーヤーなどのデジタル端末から、USB機器、イヤホン、スマホケース、PCバッグ、ケーブル類にいたるまで、新製品のデジタル機器やアクセサリー類を「ガジェット」と称しているのをよく見かける。
いつからこんなことになったのかと考えてみたが、おそらくiPod miniとかの登場以降、2010年頃からと思われる。最近は便利そうな新製品であればアイロン、加湿器、扇風機などもガジェット扱いされており、中にはタオルやマスクまでガジェット呼ばわりすることもある。そのうち食品や生物までガジェット化するんではなかろうか。
そういう意味では「ガジェット」本来の意味への里帰り現象が起きているのかもしれない。そう言えば、男のこだわり道具を紹介する「mono magazine」という雑誌がありますが、あれはいかにもガジェットって感じがしますね。
さて、わが国で人気のガジェットの多くを製造・輸出している中国大陸や台湾のガジェット事情はどうなっているんでしょー。
数码设备 /数码配件
中国語圏ではガジェットブームみたいなものは起きてなさそうです。なので、いわゆるデジタルガジェット≒デジタル機器としてのガジェットを言いたいなら、上のような感じでOK。"数码设备"は端末など単独で使えるもの系、"数码配件"はスマホやパソコンとともに使うアクセサリーを指すと見ていいでしょう。
台湾の人に言う場合は"数码"を"數字"に置き換えてくださいね。
"gadget"の本来の意味は「便利な道具」。とても便利な道具をのび太に提供しているドラえもんの英語サブキャッチは"Gadget Cat from the Future"なんだそうです。
ちなみにドラえもんの「ひみつ道具」は、中国語で"神奇工具"、"未来世界的工具"と呼ばれています。
コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。