毎日一語、中国語~フーディー(ファッション用語)
まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます
フーディー/パーカ(hoodie)
フードのあるスウェット地のトップスのこと。
「パーカ」="parka"の本来の意味は「獣の皮」。カナダなどで、アザラシやトナカイの皮で作られた防寒用の外套ことである。防水のため、皮には魚の油を塗っていたという。現在でも英語の"parka"は、フードの付いた防寒着を指す。よって、スウェット地のものをパーカと呼ぶのは、わが国独自の誤用らしい。
また、「アノラック」と"parka"(パーカ)はだいだい同じものである。
皆さんはフーディーを知っていましたか!私は知りませんでした!でも以上のような理由で、最近ではパーカーのことをフーディーとも呼ぶらしいですね?機会があったら使ってみてください。
そういえば昔は「ヨットパーカ」と言っていたような気がする。ヨット乗りがレジャーで着るもんだと思っていたが、もっと過酷な環境の民が着るものだったとは……!
今回は"parka"ではなく"hoodie"のほうの中国語です。
连帽衫 /连帽卫衣
"连帽"は「帽子がつながっている」→「フード付きの」という意味と思われる。で、"连帽"の下に素材やデザインを表す言葉を足せば、さまざまな応用ができる。
- 连帽衫
フード付きのシャツ(パーカシャツ) - 连帽卫衣
フード付きのスウェット、つまりフーディー (いわゆるパーカ) - 连帽大衣
フード付きのコート(フードの付いたやや厚手のコート、オーバーコート) - 连帽风衣
フード付きのコート(フードの付いたやや薄手のコート、スプリングコート、ウインドブレーカー) - 连帽上衣
フード付きのトップス(素材、デザイン関係なし) - 连帽背心
フード付きのタンクトップ(ノースリーブパーカ)
などなど、自由自在に言葉を創れる。中国語圏のどこでも通じるハズ。
とはいえ中国語圏の人々も、アパレル関係者でもない限り、明確に区別できていないと思われるので、あまり気にせずテキトーに使ってみてください。
コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。