毎日一語、中国語~スマホゲーム
まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます
スマホゲーム/ゲームアプリ(mobile game/smartphone game)
スマートフォンにダウンロードして遊ぶゲームのこと。
スマホさえあればプレイできるため、これまでゲームユーザーとしては非主流だった女性層、高齢層を取り込むことに成功。カジュアルゲーム、無料ゲームが人気を集めている。
無料ゲームでは広告や有料オプション、アイテム課金などが収入源になる。
手游 /手机游戏 /移动游戏
「手遊」と言っても手で遊ぶからというワケではなく"手机"(携帯電話)の"手"です。
"移动游戏"’はモバイルゲーム。でもPSPやスイッチというよりは、やはりスマホゲームを指します。
台湾では携帯電話のことを"行動電話"と言いますよね。なので「スマホゲーム」は"行動遊戲"となります。しかし今や大陸と同じく"手遊"、"手機遊戲"が主流のようです。
さてさて、すっかりゲーム大国に成長した中国大陸ですが、2020年はどんなスマホゲームがヒットしたのかとググってみました。でもよく分かんないんですね。ほら、大陸にはオリコンみたいなものがないので。ネットで"2020手游排行榜前十!"とか言っといて、自社の売上の話だったり、誰かさんの独断と偏見だったりするんですよ。
なので、大陸経済紙もしょっちゅう引用しているAPP ANNIEさんのランキングを見てみましたが、なぜか大陸のデータは古いのしかないんです。
もう仕方ないので、日本市場で見てみましょー。
2020第3四半期に日本でダウンロードされたゲーム(iOS+Google Play)
はい、これだけ見てもよく分かりませんが、2位と5位が大陸のゲームです。
2位は「原神」。江沢民さんの母校、上海交通大学の大学院生さんが2012年に起業したゲーム会社、"上海米哈游"(miHoYo)のヒット作です。PCやプレステ、スイッチでも遊べるゲームで、日本の人気声優陣のアフレコ音声も実装されているので、通な大陸ユーザーが日本語音声で遊んでいるらしい。
5位の「タイルマスター」はボケ防止の脳トレ的なゲームで、だから「Boke」なのかな、と思ったら、上海のゲーム会社、"波克科技" のことでした。
なんかこう、もっとテンセントとかネットイースで埋め尽くされてんのかと思ってたんだけど……ガッカリだよ!
てなわけで、日本のスマホゲーム市場、意外にも大して大陸に侵食されてなかった!
コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。