毎日一語、中国語~デジタル人民元
まだ辞書に載っていない中国語の新語をひたすら書き連ねていきます
デジタル人民元
中国の中央銀行=中国人民銀行が5年の歳月をかけて準備した独自のデジタル通貨のこと。開発にはテンセントやアリババ傘下のアントが協力している。
大陸
数字人民币
数字货币电子支付
台湾
數位人民幣
英語名は、e-RMB または e-CNY としています。
「電子人民元」、「電子中国元」ってことね。
そして別名は、「デジタル通貨電子決済」、英語名は Digital Currency Electronic Payment、略称は DC/EP だ。なんかカッコイイぞ?
なぜ二つの名前があるのかというとー、中国人民銀行によれば
・デジタル人民元を発行、管理するのは中央銀行、つまり中国政府。
・あくまでも紙幣のデジタル版。よって従来の仮想通貨のような投機対象にはなり得ない。
・目的はあくまでも決済の利便性向上。銀行口座は必要なし。世界中の誰もが使える。
「だからビットコインともリブラとも違うんだよ、決済手段の名前なんですよ」ということらしいです。
が!
・おカネの在り処や移動を徹底監視するつもりだな?
・人民元の基軸通貨化を狙ってるな?
・米国が経済制裁できないようにするつもりだな?
・デジタル通貨とか言ってホントはスパイ目的じゃないの?
みたいな懸念が、国際社会で噴出中なのだ。
麻生財務大臣も、「中国さんよ~、透明性は大丈夫なのかい?」だって^^
どっこいそんな批判にひるむ中国じゃない。深圳でデジタル人民元を200元ずつ配ってちゃんと決済できるかどうか実験したってテレ東が報道していたもんね。200元は日本円だと3万円ちょい?そりゃもらったらうれしいよ~。それってやっぱり期限付きかしら?でないと日本人だったら貯金しちゃうよね。(下に訂正あり↓↓↓)
「デジタル」はやっぱり台湾では數位です。
正しくは、200元=3千円ちょいでした。ごめんなさい。
あんまり深圳スゴイスゴイ言われてたから、やや過信していました…(*´д`*)(2020/11/8追記)
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コトバは生き物です。上記はあくまでも現時点で主流の言い方です。